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平素より農中信託銀行をお引き立ていただき、誠にありがとうございます。
このたびの東日本大震災において被災された皆様に心よりお見舞いを申しあげますとともに、一日も早い復興をお祈りいたします。
当社は、農林中央金庫100%出資の信託銀行として平成7年8月に設立されました。設立以来、お客様へご提供する信託サービスの向上に注力してまいりました結果、平成22年度末(平成23年3月期)の信託財産残高は12兆329億円、経常利益につきましては774百万円となりました。ここに皆様方のご支援に対し、心より御礼申しあげます。
平成22年度におきましては、外部環境の変化に柔軟かつ機動的に対応するため新たに「中期経営計画」(平成22年度〜平成24年度)を策定いたしました。同計画では「農林中金・系統の信託銀行としてふさわしい役割の発揮」「農林中金グループの信託銀行としての特性を活かした成長戦略の実践」「経営管理基盤・業務基盤の一層の充実」の3つの経営課題を掲げ、これらの実現に向けて全役職員一丸となって以下のような取り組みを進めてまいりました。
お客様の投融資ニーズに適切に対応した運用商品の提案や資産流動化・管理ニーズへの対応により信託機能等の提供に努めた中で、平成19年度に開始した年金関連業務や平成20年度に立ち上げたシンジケートローンのアレンジメント業務等については着実に実績を積み上げたほか、新たな業務基盤の拡充に努めました。
高齢化の進展等に伴いJA組合員の旺盛なニーズがある相続・遺言信託業務では、組合員顧客との長期的な信頼関係の維持を見据えた業務態勢整備と代理店JAの資産相談業務サポートを進めました。また森林再生、自然ふれあい教育振興、郷土芸能振興、福祉支援等を目的とした公益信託を通じて、系統団体のCSR活動を支援し、社会貢献活動に取り組んでまいりました。
これらも当社がこれまでに培ったノウハウと農林中金グループが有するビジネスネットワークの最大限の活用により、お客様の満足度の最大化を目指す当社の姿勢に対し、ご評価とご期待をいただいているものと感謝いたしております。
当期につきましても、引き続き経済環境等の不透明感が強い状況ではありますが、お客様が求める信託機能を的確に把握し、付加価値と専門性を有する信託サービスを機動的に提供いたします。その実現のため、平成22年度からスタートしました「中期経営計画」を実践し、信託銀行としての競争力強化および着実な成長を目指してまいります。
これからもお客様の当社への信頼をもとに当社の信託業務が成り立つことを常に念頭に置きながら、受益者のために行動する信託銀行としてその信頼にお応えすべく、関連諸法令を踏まえたコンプライアンス態勢や内部管理態勢の一層の高度化を継続し、より強固な経営基盤の構築に注力してまいります。
今後とも皆様の格別のご支援とご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。
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平成23年7月
代表取締役社長 松本 浩志
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