組織の小さな1パーツとしてではなく、
若いうちに大局を見る視点を養う
川野 卓Suguru Kawano
企画総務部 2006年入社(中途)

Profile
新卒で証券会社に入社し、約1年半リテール営業を担当。そこで様々な金融商品に触れ、自身も複雑な金融商品組成に携わりたいと考える。そんな折、農中信託銀行が金融商品組成の部門で人材を募集していることを知り、温かい社風にも惹かれて入社。商品組成、債権流動化、コンプライアンスなど様々な部門を経験し、現在は企画総務部。
幅広いポジションを経験しながら、キャリアも専門性も高められる
商品組成のセクションを皮切りに、この12年ほどの間にフロント・ミドル・バックと様々な部門を経験しました。現在は企画総務部の総務セクションにて、株主総会、経営会議、取締役会の運営を担っています。また、業務プロセス改善にも注力しており、ペーパーレス化の促進やRPA導入をはじめとした、時代の流れに合わせた新しいプロジェクトの推進も重要な役割です。
業務プロセス改善に限らず全社的なプロジェクトを推進していくには、社内組織はもちろんのこと、商品知識、全体的な業務の流れの理解も重要となります。ここで役立つのが、様々な部門やポジションで培った経験です。川上から川下までの大きな流れ、社内の仕組みやシステムといった全体像を10年あまりという期間で掴むことができました。これは、「幅広い業務を経験して成長したい」という私の希望に会社が耳を傾けてくれたからこそですね。

若手が経営方針を肌で実感しながら、主体性を持って組織を創っていける
若手社員が裁量を持って仕事ができることも、当社の大きな魅力です。私が営業開発部で債権流動化のフロント業務に携わっていた当時はまだ20代でしたが、新たな商品組成を主担当として行いました。お客様との条件交渉やスキームの確立、社内業務フローの整理やそれに伴う各セクションとの調整は大変でしたが、若手に挑戦をさせる思い切りの良い風土に感銘を受けました。
歴史ある大きな金融機関の場合、強固なルールで運営されており、若手はそのルールに従って働くことが一般的でしょう。私が新卒で入社した証券会社も、そのような組織でした。しかし、当社は農林中金グループとしての基盤がありながらも、1つの金融機関としての歴史はまだ二十数年、150人ほどの組織です。そのため、当社では若手の担当者であっても、新しい商品やルール作りの主役として活躍できます。
小さな所帯だからこそ、経営陣との距離も近いですね。業務の説明や報告をしたり、時に提案をしたりするなど、若手が経営陣と直接コミュニケーションを取る機会が当社では非常に多いと思います。そうした場を通して社員は経営陣から、会社のビジョンや現在の状況、経営陣の想いやメッセージを直に受け取ることができます。大局的な視点から自分のミッションを理解できるため視座が高くなりますし、目指す方向性がブレません。
私の経歴書Background

「お客様に良い商品を提供する」このミッションに挑戦していきたい
これまで多くの部門を経験してきましたが、運用部門と系統金融機関への営業は未経験です。チャンスがあれば、そういったセクションも経験してさらにスキルを高めていきたいですね。当社で取り扱う金融商品やサービスは高度なストラクチャー性を有しています。そのため、どの部門・業務であっても金融の専門性を築いていけることが魅力ですね。
当社では、フロントもバックも単に数字を押し付けるのではなく、「良い商品を提供しよう」という意思のもと、お客様のために真正面から仕事に臨むことができます。そうした存在意義やミッションを実感できる仕事であれば、何でも挑戦していきたいです。