トップメッセージ

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ごあいさつ

3つの柱で、
信託銀行の独自路線を
切り拓く。

平素より農中信託銀行をお引き立ていただき、誠にありがとうございます。

当社は、農林中央金庫100%出資の信託銀行として平成7年8月に設立されました。それ以来、信農連等系統のお客様、年金・地銀等機関投資家のお客様、農林中央金庫本体およびそのお客様に対して信託機能など様々な信託サービスを提供しています。

当社の主要事業としては、お客様の投融資ニーズに対応した運用商品の提案業務、相続・遺言信託業務、そして農林中央金庫のサポート業務という3つの大きな柱があります。

まず1つ目の柱である運用商品の提案業務ですが、近年は国内・海外ともに厳しい運用環境が継続しております。日本国内においてはマイナス金利の導入に伴う長期金利の低下、グローバルにおいては米国の長短金利差の一層の縮小により、債券への投資は困難です。また、株式においては米中貿易戦争などグローバル市場を取り巻く様々な不安要素から調整局面に入っております。こうした背景から、当社がフォーカスしている商品が3つあります。1つはバンクローンファンドです。欧米の企業に対するローンのファンドであり、企業の有する全資産を担保にした変動金利形態のローンを投資対象とする商品で、長期金利の変動の影響を受けずに安定した収益が得られることが特徴です。2つ目は各種流動化商品です。銀行融資自体の流動化から、オートローン・住宅ローン等の流動化など幅広い商品群を取り扱っております。3つ目が、今後最も重要でかつ伸び代のある商品であるオルタナティブ商品です。PE、不動産、インフラ、ダイレクトレンディング等のオルタナティブファンドの中から優れたファンドのみをセレクトしてファンド・オブ・ファンズ形態に仕立てあげるものです。これはまさに農林中央金庫がグローバルに活躍する機関投資家として長年培ってきた高度な投資ノウハウが背景となっております。

今後、さらに商品ラインナップを充実させるとともに、新たな顧客層の開拓も進め、日本国内における中小機関投資家の皆様の収益を幅広くサポートしてまいります。

次に2つ目の柱である相続・遺言信託においては、農林水産業に従事されている組合員のお客様に向けた当社財務コンサルタントによるアドバイスを、JAとの代理店契約のもと推進しております。組合員の方々との関係性が強いJAを代理店として遺言作成や資産承継を実現するとともに、組合員の相続人となる方々とJAとの新たな信頼関係構築の一助となるよう努めてまいります。さらに、JAが擁する金融・共済・不動産事業といった総合事業ノウハウは、遺言信託における組合員の資産承継ニーズに十全に応えるための大きな強みだと考えています。この体制強化を推進することで組合員のニーズに応え、もってJAの収益強化にも貢献することは、他の信託銀行にはない、農林中央金庫グループの信託銀行である当社だからこそできる強みだと自負しております。

3つ目の柱である農林中央金庫のサポート業務は、外貨調達と投信の受託です。農林中央金庫は円貨を外貨に換えて外貨資産に投資を行いますが、その1つの手段であるクロスカレンシーレポによる外貨調達に、当社は重要な機能を果たしております。また、農林中金全共連アセットマネジメントが組成し農林中央金庫が投資する投信の受託も、推進してまいります。これらの業務はグループ内事業として、当社の財務基盤の安定性を支えております。

今後も、これらのビジネスラインナップを拡充し、グループ内外のお客様の様々なニーズに応えてまいりますので、末永くご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長東山 克之